国債の決済「T+1」時代、日銀トレードにもプラス作用?
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注目のコメント
5月1日より、日本国債の決済期間(取引してから実際に国債を受け渡すまでの期間)が2日から1日に短縮されました。たいしたことのないような話にみえますが、リーマンショック以降の市場改革の取組みの一環で、9年間の議論を経て、ようやく実現されました。
また、多くの市場参加者を巻き込んだ大きなシステム移行もGWにありましたので、何もなく移行できたことは素晴らしいと思います(きらぼしの件もありましたので・・・)
9年のうち2年間、仕事として関わらせていただいたので、個人的にも相当の思い入れがあります。
短縮して意味あるのか?コストがかかるだけではないか?レポ市場大丈夫かななど様々なご批判もあるかと思いますが、新たな市場取引慣行の浸透と定着を期待します。市場は外部性が高いですので、大きな制度変更には、市場参加者間の意見の相違や、政策の打ち手の考え方など、論点が多く、関係者の方のご尽力に頭が下がります。おー、T+1に!
T:トレード日で、そのX日後にモノとカネの交換を行うという話。証券の種類や国によって、この決済までの期間が色々違うので、決済回りシステムを作るときの最重要考慮点の一つ。そしてそれが変わるというのも、Amanoさんもコメントされているようにシステム変更・テストを伴う。
関係者の皆様、お疲れ様です!