【ダイソン創業者】「リーン・エンジニアリング」こそが新発明を生み出す

2018/5/2

EV参入に至った必然

2017年9月、ある企業の電気自動車(EV)参入のニュースが駆け巡った。
ダイソン。「吸引力の変わらない掃除機」でお馴染みのあのメーカーだ。だが、このニュースは、「家電メーカーによるEV参入」といった単純なものではない。
創業時から、掃除機、空気清浄機、ドライヤー、ロボットなど自社製品を拡大するにしたがって、基礎技術を自社で磨き上げ、電池のように新たに必要な技術は買収を通じて手にしてきたからこそ、EVに向かうのは至極当然な動きなのだという。
創業から一貫して、ダイソンの発明の全てを先導し、今もチーフエンジニアを勤める創業者のジェームズ・ダイソンに、EV参入に至った背景から、そのイノベーションの秘訣までを聴いた。

これは我々がやるべき挑戦だ