【丸亀製麺】マック復活に立ち向かう。「外食王に、おれはなる」

2018/4/21
いま、ファストフード業界で着々とその存在感を拡大している業態がある。
セルフ式の「うどん」だ。その代表格は、吉野家グループに属する「はなまるうどん」と、起業家の粟田貴也が創業した「丸亀製麺」。
とくに、丸亀製麺は、37カ月連続で既存店売り上げを伸ばし続けている。その人気は国内のみならず、今やハワイでも行列ができているほどだ。
王者マクドナルドが牽引してきた日本の外食産業において、丸亀製麺を運営するトリドールホールディングスはいかなる野望を抱くのか。彼らの創業秘話から、この度のマック復活が業界に与えた影響、そして未来の戦略まで。
マクドナルドの進化を占うためにも、その強力なライバルとなりつつあるトリドールの描く「外食の未来図」を、粟田貴也社長に聞いた。
粟田貴也(あわた・たかや)トリドールホールディングス社長。
1961年神戸生まれ。神戸市立外国語大学中退後、学生時代のアルバイト経験から飲食の魅力に目覚め、85年、焼鳥店「トリドール3番館」創業。2000年に現在の主力店舗である「丸亀製麺」を立ち上げ、2006年に東京証券取引所マザーズ市場に上場、2008年に東京証券取引所第一部に上場する。現在、国内外の全業態で1500店舗を運営

マックの行列が消えた日