この連載について
あの「チキン事件」から4年、マクドナルドが遂に復活した。業績は事件前の水準に回復し、今年は約10年ぶりに新規出店に踏み出す。なぜ復活を遂げたのか。そして、日本の「胃袋」の数が減り続け、人々の嗜好やライフスタイルも大きく変化する今、マクドナルドはさらなる進化を遂げるのか。
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株式会社ファーストリテイリング(英語: Fast Retailing Co., Ltd.)は、株式会社ユニクロなどの衣料品会社を傘下にもつ持株会社である。東京証券取引所第一部上場。世界のカジュアルの企業の中での売り上げは第3位である。 ウィキペディア
業種
カジュアル衣料専門店
時価総額
11.9 兆円
業績



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さらにポイントは、リーダーシップやコミュニケーション力といった理論を、あくまで「店舗でのケーススタディ」に落とし込んでいるという点。そのため、常に適切なタイミングで研修がなされ、しかも中身がとにかく刺さる。よくある「つまらない研修」に終始しないというのが面白いところです。
*追記)
バーガーキング・ジャパンの社長が今は異なるとのご指摘がありますが、正しくはフランチャイザー(ビーケージャパンHD)社長が直近で新たに就任しており、フランチャイジーのバーガーキング・ジャパンの社長について、当記事の記載に間違いはありません。
https://www.burgerkingjapan.co.jp/company/index.html
以前インタビューさせていただいた牛角の創業者の西山さんも、
牛角を創業するころにマクドナルドでアルバイトをして、職人がいなくても、安定した味を提供できるシステムや、ホスピタリティの高さに感銘を受けられたとおっしゃていました。
そんな彼の教えを受けて、若手の飲食経営者が育っています。
そんなことを考えていると、マクドナルドの影響力は、
表面に見えている以上にあるでしょう。
今回はそのマクドナルドの人材教育力のエッセンスを紹介させていただきました。
シンクや三角コーナー、ゴミ箱の内側をあれほどまでに清潔にするのかと驚きました。水分を嫌い直ぐに拭き取る。
玉葱の外の皮(虫が好む)は直ぐに外して冷蔵庫に入れるのは我家では今でもそうしてます。
そして人への関与、愛情がどっぷり。
忘れてたが、我家のゴミ箱の内側もキレイに拭かなきゃ^^;
特に秀逸だと思ったのは職場内のコミュニケーションを図らせることで新人を馴染ませつつ、既存スタッフのモチベーションを上げる以下の仕組み。
「店内で働いている人に話しかけなければ、宿題の空欄が埋まらないという「しかけ」が入っています。(中略)慣れない場所で、周りの人々と話すきっかけがつかめないという新人でも、これをチームの人々に聞いて、その答えを空欄に記入しなければ、次のステップに進めない、といった具合です。
ちなみにこれは、聞かれる側にとっては、「また新しくクルーが入ったな」とすぐにわかる“風物詩”でもあります。しかも、「仕事で楽しいことは?」などと新人に聞かれたら、改めて自分の仕事を振り返るきっかけにもなるでしょう。」
再度肝に銘じておきます。。。
また、得てして講義や研修は面倒に思いがち。
取材を通じ、マクドナルドのハンバーガー大学がうまくいくのは、あくまで現場の悩みに寄り添うケーススタディをベストなタイミングで提供しているからではと感じました。
文中に出てくるエクササイズ。取材中もまんまと引っかかってしまいました。具体的な話が多く興味深かったです。
ただし、一方でマクドナルドに残念な思いもあって、藤田田時代⇒原田泳幸時代⇒現体制とシフトしたときに、マニュアルやノウハウは継続されていそうなんですが、それぞれの時代にいる人たちがお互いの方針を否定していることなんですよね。中にいる人は過去を否定するし、外に出た人は現在を否定する。そういうのを目の当たりにすると、第三者の自分からすれば、魅力があまり無いなと感じます。
だから、仕組みを磨き上げたりや外食の人材輩出機関としては脈々と現在も生き続けているのだけれど、本当の意味での人材育成になっていたのかという点では、ちょっとわからないなというのが正直なところです。
「70:20:10」の法則をご存じですか。人の成長は、70が現場、20が他人からのフィードバック、10が座学などの研修で培われる、という法則のことです。