【西條晋一】サイバーエージェントで藤田社長から学んだこと Vol.1
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サイバーエージェントで専務取締役COOとして数多くの子会社経営に取り組み、WiLの共同創業者兼ジェネラルパートナーとしてベンチャー投資を手がけていらした西條 晋一さんが新たにXTech、XTech Venturesを立ち上げられるとのことで、これまでに携わっていらした事業やこれからの活動についてお話を伺ってきました。
手前味噌ですが、実は西條さんの記事ってかなりレアではないでしょうか?今まで神秘のベールに隠れていた西條さんの素顔を暴く(かどうかは知らんけど)渾身のインタビュー。僕も初めて伺うお話が多く、楽しかったです。
サイバーエージェントさんといえば、「大型買収はしない」ことを組織の基本方針に掲げていらしたと記憶していますが、こうして過去を振り返ってみると、かなり積極的にM&Aにも取り組んでいらしたのですね。成長企業にとって業績が悪くなる前に、それに耐えうる強い組織を作ることは本当に大切だと思う。
サイバーエージェントもITバブルの崩壊や長期間の赤字を乗り越えて今がある。リクルートはリクルート事件、バブル崩壊、膨大な借金、ダイエーによる買収まで乗り越えている。
手前味噌だが、リンクアンドモチベーションもリーマンショックが来て、赤字転落し、一時期は完全に「オワコン」状態だったが(苦笑)、その頃から株価10倍以上の水準まで来れた。
どの会社もそれを乗り越えられる組織を作るために事前に投資してきたことが大きいと感じる。
そして、ただ成長や達成を拠り所にするのではなく、理念や風土で繋がる組織を作ることが重要だ。
ダウントレンドを自らの手で乗り越えた経営陣や組織は、アップトレンドしか知らない経営陣や組織よりも強いと思う。
『ITバブルの崩壊がありました。業績が悪いとどうしても雰囲気が悪くなって、マネジメントではいかんともし難いんですよね。
ただ、そのきつい時に入ってきた新卒の人たちには、「僕たちがなんとかするぞ」といった雰囲気がありました。今の幹部層にはそういう人たちが多いんですよ。そこをやめないで乗り切れた人たちは強いですね。』
『カルチャーはベンチャー企業にとって極めて重要ですが、一朝一夕では作ることができません。中長期でしっかりと取り組むべき課題です。しかし、多くの企業では目先の事業を伸ばすことにとらわれすぎて、肝心のカルチャーを作る仕事がおろそかになっているのが実情ですね。』SEOで確実に1位獲得する方法があったとは。
"藤田さんに「グーグルの検索結果って、どうやったら上にいくの」って聞かれて、当時はまだ僕もわからなかったので「上のほうに出るサイトを買収すればいいんじゃないですか?」って答えて、ウェディングで検索したら一番上に出てきたのがウェディングパークだったから株主を調べて買収したんです。"