人体で最大、新しい「器官」を発見? 米研究
CNN.co.jp
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心臓手術後のような身体に大きな侵襲が加わると、炎症性サイトカインと呼ばれる物質が身体から多数出て、それが血管などに作用して血液から血管の外、つまり間質などに水分が逃げ始めます。
術後は、様々なパラメータを見ながら手術というダメージを受けた身体のコントロールを行いますが、「血管内にある血液量」、「細胞内に貯められている水分」、そして「間質や身体の中の空間部分に貯められている水分」がどのように変化してきているかに注意を払っています。
これまで私たちは、血管内にある血液量や細胞内の水分量には気を使ってきましたが、間質に水分が溜まることは良くないというシンプルな考え方しかありませんでした。この考え方が覆るとしたら大きな発見であり、単に水分の移動だけではない重要な何かがわかれば現場レベルで治療に変化をもたらす発見になると思います。元来、間質=細胞と細胞(あるいは組織と組織)の間のただの空間と認識されていますが、「器官」を「単一機能を持つ組織etc」と定義すると間質もただの空間ではなくなる可能性があるという発表。「間質」のスペースは人体の20%に相当する容量(ℓ)があり、液体を蓄える以外にも何かしら機能があるのでは(例:癌細胞などの通り道となり得る)と推察されているらしい。
個人的には通り道にはなっていると思うが、そこを通りやすい細胞があるのかないのか、その因子があるのかないのか、などに興味が湧きます。