1万円でバカ売れ 神戸発バレエ靴の戦略 - あえて常設店を持たない深い理由
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靴業者が集まった神戸は震災で多くの被害を受けました。
被害がひどかったのが長田地区で、ここには靴業者が
集中していたエリアでした。
長年、日本製の靴のOEMを担っていた神戸から
バレエシューズで成功するブランドが生まれたこと。
無駄と中間業者を排した独自の戦略はもちろんですが、
歴史ある生産地であった背景が密接に関連しています。
アパレルの厳しい時代に成功するポイントは
「いかに無駄をなくし、効率よく売り切るか」ということです。そのためには
・商品の型数を限定する
・ECを強化する
・POP-UP SHOPでファンを獲得する
・シーズンレス、トレンドレスな定番作りをする
この点が成功の秘訣になります。
バレーシューズは季節もトレンドにも左右されません。
「鎌倉シャツ」もそうですが、季節商品でないから
セールをする必要がなくなる。
だからセール待ちするお客さんも減る、という
流れで、効率よく販売できます。
買いたくなるビジネスモデルの成功例だと思います。靴メーカーの「サブ的扱い」のバレエシューズに目をつけ、そこに特化。値段も4000円付近のプチプラか、「レペット」の様な何万もする価格の空白地点に目をつけた商才は凄いです。
店舗、非店舗よりも、この「他にないけどニーズはある感」(雑誌ではいつでもバレエシューズを見かける)
がこれからのポイント。
テレ東にいる身としても学ばざる終えません!
最近個人的に大注目なのが「セルフォード」
ザ・ファースト・レディー”をコンセプトに、ハレの場や思い出に残るシーンで女性を輝かせるドレスなどを提案する新ブランド。
値段は2万前後。1万台でも「品良くセンスもあるママ演出」が可能なイメージ戦略。
オープン前から雑誌での特集に集中投下。
気になるー!!を卒入学シーズン前に高ぶらせての戦略的オープン!
初日のオープン前を視察しに行ったら、それらしきVERY妻的ママの長蛇の列。
オープンと同時に表参道ヒルズは戦場と化してました。この記事の肝は、ポップアップでコスト削減しているというところではなく、ポップアップを断続的に全国各地で行うことで、より多くのユーザーに試着する機会を持ってもらうことなのではないかと感じた。
「1週間単位でポップアップストアを全国の各所で次々に出店していく。その数は年間で100以上にのぼる。」というところから、ポップアップによる高めの販売手数料や人件費や設備投資費などを考慮すると、恐らく7-10店舗を常設で持つのと同等のコストだと考えられるのでポップアップだからコストが割安とは一概には言えない。ただ、靴はやはり試着できる機会があるかどうかがオンライン/オフライン問わず大事なポイントであり、さらにバレエシューズという誰しもが履く靴を、店舗を固定して客を待つよりも巡回して取りに行くという点において、年間100以上でポップアップをやるという選択が秀逸だなと感じました💡