【新】料理界の帝王が最も信頼する日本人

2018/4/7
一代で世界中でミシュラン星付きの超高級レストランからカジュアルダイニングまで、50店舗以上を展開する巨大レストラン帝国を築き上げ、アメリカの飲食業界を代表するセレブシェフとなったウルフギャング・パック。
グループ最高峰のレストラン、「スパゴ・ビバリーヒルズ」の総料理長として、また次世代ブランド構築のためとして右腕に選んだのは日本人、矢作哲郎だった。

第1話:帝王へのラブレター

思春期をアメリカで過ごしたアイデンティティクライシス。手にした一冊の本がきっかけとなった料理の世界。
矢作シェフはあのセレブシェフに手紙を送った。
「自分にとってはウルフギャング・パックが常にヒーローなんです」

第2話:オヤジの教訓

「過去何年もの間にたくさんのシェフを雇ってきたけど、テツほどの才能はこれまで一人もいなかった」
ビバリーヒルズで生き抜いていくということはどういうことなのか。
2008年のリーマン・ショックで襲い掛かる店の存続危機。
「守るな、攻めろ」

第3話:帝王の意志を継ぐ者

「アメリカ料理界に革命を起こした最大の功労者」
(写真:Mike Windle/getty)
24年連続アカデミー賞晩餐(ばんさん)会シェフとして選ばれているウルフギャング・パック。 1980、90年代をトップで走り続けてきたグループ。
「ウルフギャングでなく僕にできること」
総料理長として次の時代を切り開いていくには何ができるのか。矢作シェフの新たな挑戦が始まる。

第4話:究極のタマレ

舞台はウルフギャング・パック・グループが新コンセプトでオープンしたテストキッチン。メキシコのストリートフード「タマレ」を自身のイノベーションの表現の題材に選んだ矢作シェフ。
ロサンゼルスの名だたる食通たちが矢作シェフの作品を食す。
彼らにどのように受け入れられたのだろうか。
「イノベーションが生まれる場所~料理界の帝王が最も信頼する日本人~」(全4話)、本日、第1話を公開します。
(構成:濱アリス、デザイン:星野美緒)