(Bloomberg) -- ソフトバンクグループの「ビジョン・ファンド」は、ブラジルに拠点を置く、荷主と配達人のマッチングを手掛けるロッジへの最大1億5000万ドル(約159億円)出資を検討している。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

ロッジの配送アプリは多くの配車アプリと似ており、配送を希望する荷主に近いところにいるバイク便ライダーに通知する。手数料の計算やルート指示も行う。ロッジは小型トラックを使ったネット通販品の配送や食事宅配も手掛ける。

ビジョン・ファンドは今月、サンフランシスコを拠点に食事宅配サービスを手掛ける新興企業、ドアダッシュへの5億3500万ドルの出資を主導した。ソフトバンクは配車アプリのウーバー・テクノロジーズにも15%出資している。

協議が非公開であることを理由に、これら関係者が匿名で明らかにしたところでは、ソフトバンクのロッジへの出資額は1億-1億5000万ドルのレンジになる可能性が高いが、まだ計画はまとまっておらず、破談になる可能性もある。ソフトバンクとロッジは共にコメントを控えた。

原題:SoftBank Is Said to Plan Investment in Brazilian Delivery App(抜粋)

--取材協力: Fabiola Moura

: Tokyo 城塚愛也 ashirotsuka@bloomberg.net.

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