東エレク、CFO廃止へ
日本経済新聞
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コメント
注目のコメント
危惧で終わればいいのだが、よい予感がしないタイプの人事異動。
TELは3月決算なので、6月総会。その直前で、CFO兼代表取締役が辞任をして、CFO廃止かつ代表権も外れる。資本政策や資本市場との対話のなかでCFO職の重要性が極めて高いことはTEL自体がグローバルの半導体・製造装置マーケットで戦っているゆえに嫌というほど知っているだろう。それをこのタイミングで急にやったというのは、何か事情がない限りやらないと思う。
Akiさんのコメントも一つの考え方としてはあるのかもしれない。ただネットキャッシュは今に始まったことではないし、当たり前だがファイナンシング活動がないからと言って財務戦略がないわけでもないし、ネットキャッシュがあるからこそその水準や使途について資本市場との会話は一層重要(だからコメントがあくまで「一定」と書かれており、何か理由付けをするとしたらこれくらいしかない、という意味なのだと思う)。TELは半導体(製造装置)セクターだけにネットキャッシュ状態(※)で、ファイナンシング活動は少ない。
ファイナンシング活動がない中で、かつ戦略をCEOが担うなら、この意思決定は一定理解できます。
(※)グローバルで最適資本構成エクイティほぼ100%なのが半導体セクタープレスリリースでは「辞任(異動)」とあり、どういうことかと思案していたのですが、CFOを廃止して、CEOがその職務を実質的に兼務する体制にするとこの記事が報じています。
経営層のスリム化を目指しているように理解しましたが、どうなるでしょうか。
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120180320493601.pdf