[ラスベガス 18日 ロイター] - 米オンライン小売り大手アマゾン・ドット・コム<AMZN.O>はレジをなくした無人のコンビニエンスストア「アマゾンGO(ゴー)」について、リピーターが増えていると明らかにした。

バイスプレジデント、ジアンナ・プエリーニ氏は当地でロイターのインタビューに応じ「同じビルの上の階など非常に近くで働く人たちは、飲み物を一つ買うためだけにもやってくる。とても速くて簡単だからだ」と述べた。

その一方で「初めてか二度目の来店時に出口で立ち止まって『本当にこれを持って行ってもいいの』と聞く人がどれほど多いかは必ずしも予想していなかった」と語った。

アマゾンGOは2カ月前に米シアトルにオープンした。プエリーニ氏は具体的な店舗拡大計画については明らかにせず、傘下の高級スーパー、ホールフーズにこの技術を導入する予定はないと述べた。

ベンチャー・キャピタルのループ・ベンチャーズは先月、アマゾンGOについて「アマゾンはこの技術を他の小売店にも導入するだろう」との見方を示している。

アマゾンのバイスプレジデント、ディリップ・クマー氏は同じインタビューで、できるだけ少ない情報でコンピューターが商品を認識できるよう取り組んでいると明らかにした。

「子供にコーラの缶を見せれば、多分1、2回で簡単に分かってもらえる。だがコンピューターはそういうわけにはいかない」と語った。