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【人口減】なぜ外国人労働者とうまく共存できるのか

NewsPicks編集部
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    ジャーナリスト / 大東文化大学教授

    NEWSPICKS「台湾に学ぶ『7つのなぜ』シリーズ5回目は人口減と外国人労働者の問題です。一般に、人口が減る国は成長が止まり、投資も集まりません。生き残りのため、台湾はアジアでいち早くブルーカラーの外国人を産業や介護の現場に取り入れた国です。その歴史は30年近くに達しています。道を歩いていても、高齢者の車椅子を押す外国人労働者の姿をよく見かけます。可能な滞在期間は10年以上。すでに生活者として社会の一部になった外国人をどのように受け入れるのか、社会をあげた「実験」がずっと続いているようなもので、当然、台湾にもトラブルや虐待、差別など常に問題がたくさんあるのですが、解決の仕組みを少しずつ作り上げていく努力も続けられており、参考になるところ多々あります。

    このシリーズのこれまでの記事はこちらから。
    https://newspicks.com/user/9530


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    静岡県立大学国際関係学部 准教授

    台湾は、ハイブリッドな国です。先住民、中国人、オランダ人、日本人がやって来ては、国をつくってきました。台湾は、国としての活路を求めた「新南向政策」で、東南アジア諸国との関係を包括的に強固なものとしてきました。東南アジアに台湾企業が進出することも含みますが、文化的交流や留学政策、外国人労働者の導入も含まれます。
     日本にいるインドネシア人は留学生と技能実習生をあわせて3万人程度ですが、台湾には20万人のインドネシア人がいます。 イスラームの暦のラマダーン月が明けるとイードという祝祭日になります。その日の朝、台北駅前の広場で数万人のムスリム(ほとんどはインドネシア人)が集団の礼拝を執り行うことが、今や毎年の風物詩になっています。行政が提供しているスペースです。
     台湾人と東南アジア出身者、特にベトナム人との結婚が増えています。政府は、生活に苦労も多いであろう、新しく来たベトナム人らに様々なサポートを行っています。子供たちにもサポートがあり、学校の授業ではベトナム語などを教える時間を設けたり、東南アジア諸国の文化を学ぶ機会を増やしたりもしています。

    台湾の外国人労働者に関する政策が日本と異なるのは、目的を明確にした上で、それに合わせた政策を立ててきたところです。台湾やシンガポールは、自国に必要な外国人労働者は、どういった性質の労働者で人数はどれだけか、という基準で、より最適な労働者を確保できる政策を立てています。
     そもそも何のために外国人労働力が必要なのか、何のために留学生を増やすのか、という目的は、日本の社会では共有されていないように見えます。質のよい労働力を確保するために、高等教育や研究に有用な留学生を確保するために、最適な政策がとられているのか、という確認がされないまま、いくつかの業界の需要をすりあわせることで、最適からは程遠い、間に合わせの政策がとられているように見えます。社会的な合意形成を避けて、なし崩し的にごまかしながら、数年しか滞在できない技能実習生や語学学校の学生を長時間働かせたりしているのは、長期的に見ればいかにもまずいです。どういった国の人々と特別な関係を持ち、日本社会のどんな役割や数十年間勤務する熟練した労働者になってもらうのか、といった目的にあわせて最適な政策をとったほうが、より生産的に望ましい成果があがることは明らかです。


  • 慶應義塾 / Keio University 学生

    日本に留学をしていた人とよく話しますが、その人たちによるさまざまな分野で外国人に対する差別がひどいということでした。日本人だと薬が処方されるような病気にかかったとき薬を処方されなかったと不満を述べていました。一部のレストランでは外国人を一切拒否している場所もあるそうです。政府が外国人の受け入れ態勢を作るだけでなく、日本人の外国人に対するフレーミングを変えていくべきだと思いました。


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