3大手銀:RPA活用広がる 単純作業をコンピューターで
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【ますます広がるRPAの活用】
銀行に入ると新人研修をはじめ、行内研修が多い。
充実した研修施設もある。マニュアルもしっかしている。
それをしっかり身につけることが美徳とされる。
これは、組織運営の要諦でもあるし、転勤の多い銀行で
いつでもスムーズに引き継ぎが行われ、お客様に迷惑を
かけないための必須事項でもある。
よく考えたらこれは、「気持ちのよい挨拶」のようなもの以外の業務を機械に代替させることがベストであることの裏返しである、と最近思うようになった。
つまり、RPAの活用はどんどん増える。
銀行の人件費はますます下がる。
他の与件が同一なら、RPAの活用が一番進んだ銀行の
業績が一番良くなる、という構図。
これは銀行にとどまらない。証券も不動産も同じ。
裏を返せば、人や店舗などのレガシーが少ない、
新規参入のハイテク企業にとって勝算のある産業が
どんどん増えるということ。
もちろん、規制対応・コンプライアンス対応は絶対的前提。
テクノロジー競争への対応とその裏付けとなるファイナンスの力も差別化要因のトップに上がる。
企業間競争のゲームのルールが変わってきた。しかも加速度的に。銀行の事務処理はまだまだ労働集約的な要素が数多く残っており、RPA(Robotic Process Automation)の活用範囲は大きいと思います。
ただ、その前に今一度、ペーパーレス、プロセスレスに取り組み、無駄な顧客サービスの断捨離を断行すべきです。削減予定人数の多さに改めてびっくりします。
また、将来3〜5年以上先の計画になっていますから、やはりRPA導入は壮大なプロジェクトとして取り組むものだと思わされます。
個人的にはRPAは「マクロのすごい版」と捉えており、導入前の業務のルール化・効率化がとても大変という認識です。ちょっとした想定外のことでエラーが起きますから、それらを潰しながら運用に持っていくので数年単位かかるのでしょう。いま人手・お金をかけて馬力を出してやらなければということだと思います。