AI(深層強化学習)で超高層ビルの地震に備える
テクノロジーと未来をつなぐウェブメディア
24Picks
コメント
注目のコメント
超高層ビルの耐震は構造骨組みの強度だけでは解決にならない。
長周期地震動など様々なパターンの「揺れ」から超高層ビルを守る「制振技術」への情熱的な取り組みが印象的でした。
特に、様々な地震波に対応して制振するため、「数理最適化技術」と「AIによる深層強化学習」で導く最適解でダンパーの制御を実現していく試行錯誤は興味深かったです。
さらに、デジタル上に現実世界を再現して様々なシミュレーションによってAIを鍛え、それをリアルに戻すという「デジタルツイン」を駆使してAIの深層強化学習を強化するなど、これまで以上に安全な制振技術へ挑戦していく姿は、心踊るものでした。
それにしても、建物の制振にAIを使う発想を「クルマの自動運転技術のデモを見たときに思いついた」というのだから、技術者の方々のイノベーティブな発想力には驚きですね!気象庁の地震計と連動できれば、人が身構えるようにビルが身構えられるかもしれんな。どの方向からどれぐらいの波が何秒後に到達するか分れば、最適な制御パターンを事前に準備出来るかも知れない。コンピュータは瞬時に計算するだろうし、5G時代にもなれば、各所での遅延も最小限に出来るだろう。場所によって反射などもあるので、そう簡単にはいかないと思うが。