ウーバーのカラニック前ＣＥＯ、新興テクノロジー企業支援でファンド

(Bloomberg) -- 米配車サービス、ウーバー・テクノロジーズの前最高経営責任者（ＣＥＯ）トラビス・カラニック氏は、新興テクノロジー企業を後押しするための投資ファンドを設立することを明らかにした。

発表資料によれば、「10100（テン・ワンハンドレッド）」と名付けたこのファンドは、不動産や電子商取引のスタートアップ企業や、中国やインドのテクノロジー事業に重点を置く。また教育や都市での非営利活動にも取り組む。カラニック氏の「情熱、投資、アイデア、そして大きな賭け」を包含するものだとしている。

約10年前にウーバーを共同で創業したカラニック氏は、昨年の混乱期を経てＣＥＯ辞任に追い込まれた。同氏は約14億ドル（約1490億円）相当の株式をソフトバンクグループ率いる投資家グループに売却したが、取締役のポストにはとどまっている。

原題：Uber’s Travis Kalanick Starts Fund to Invest in Tech Startups（抜粋）

: 東京 Yuko Hasegawa [e-mail].

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コメント

注目のコメント

• 蛯原 健

  リブライトパートナーズ 代表パートナー

  ・2018年03月08日

  Uber創業者トラヴィスがファンドを始動。投資先はインドと中国と不動産とEコマース。
  数時間前にツイートで発表。
  
  根っからのファイター。自分が創った世界一のユニコーンから追い出されたくらいでウジウジせず早々に次へ。インドと中国というのは当たり前。「不動産」というのが興味深い。またEコマースもこれだけサチっているのに彼なりの勝算があるのだろう。
  
  （英語別記事コメント転記）
• 菊池 尚

  代表取締役

  ・2018年03月08日

  中国では既にタクシーアプリの起業経験者がマップなどの技術を応用して不動産仲介アプリを開発しているケースもあります。
  恐らく中国の不動産ユニコーン最大手である链家は不動産売買、賃貸の仲介を中国中で店舗網を築きつつもアプリのUXがとても優れており、物件データベースが豊富なのは勿論のこと、マップでの各物件状況の把握、過去取引額や年間通じての化学変化、今後の価格予測、見学した物件の履歴管理、担当一人一人の評価などなど使いやすい機能が盛りだくさんで既に評価額1兆円規模になっています。
  いま日本でもさまざまなIT企業が類似サービス展開してますが、みんな链家の機能をどんどん真似すれば良いと思います。
  それくらいいまは差があります。
• 安藤 俊介

  一般社団法人日本アンガーマネジメント協会　代表理事

  ・2018年03月08日

  とにかく良くも悪くも行動力のある人ですね。あれだけ創業した企業でもめればビジネスに対するモチベーションも下がりそうなものですが、そのようなことはないみたいですね。すごいメンタルだし、純粋にすごいなと思います。