社員に「先着47人の集団脱サラ」募集

2018/5/4

社内ベンチャーの成功を阻む要因

先日、とある企業での講演会に行ったおり、「47人の集団脱サラ」というプランを提案しました。
日本の企業は、改革カイカクと掛け声はいいが、実際には何も進まない。
社内ベンチャー協議会のようなものにも招かれますが、本当に社内ベンチャーで成功している実例はほとんど皆無。
いろいろな要因があると思いますが、1つは規模の問題だと思います。大きな企業になると、どうしても事業規模を最初から求められます。
私は、そこに無理があると思う。やれるならやってみろ、という感じ。もっとリアルに、最初は小さくから。
スマイルズも19年かかってようやく売り上げ100億円を超えたところですが、まあ立派なものなのではと思う。
1店舗目の事務所は六畳二間の畳を板に張り替えて、障子の光の中でスタート。3店舗目でつまずいた時は、六畳二間すら維持できず、そこをたたんで店の一角に事務所を移しました。
どんなベンチャーも最初はそんなところからスタートしたと思います。だから、最初から無謀な規模を課さない。
もう1つは個人への無期待。
サラリーマンのチームでの仕事に慣れていて、一人のサラリーマンの発想や情熱ややる気など、本来の宝を新たに生かす環境がない。
世の中の会社は言葉だけで、何も動かない。