[26日 ロイター] - ドイツ郵便事業・物流大手ドイツポストDHLグループ<DPWGn.DE>傘下のDHLサプライ・チェーンのジム・メンケマイヤー社長は、米電気自動車(EV)大手テスラ<TSLA.O>の電動トラック「テスラ・セミ」について、コスト削減効果が期待できることから、輸送業者はディーゼルエンジントラックからの乗り換えを検討すべきだとの認識を示した。ロイターとのインタビューで応えた。

セミは2019年にテスラが生産開始予定で、DHLも発注した。

メンケマイヤー氏によると、発注した10台は試験走行中。また、保有車両の大半をEVに転換するまでにはまだ何年もかかるが、ディーゼルからの離脱と、コスト削減効果に注目しているという。

従来のディーゼルトラックとの価格差については、「燃料費と保守費用の削減により、1年半程度で回収できる見込み。エンジンの構造や使われる部品数がシンプルだからだ」と説明した。