【真相】「家電メーカー」ではない。王者ダイソン、5つの秘密
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ダイソンは、不思議な企業です。
創業から30年近い歴史があり、自社工場を持っているのは、日本大手メーカーに似ているところもあるのに、シンガポールの拠点を訪れると、大学のような自由闊達で、フラットな組織の雰囲気がある意味スタートアップみたいな雰囲気が徹底されています。
それを恐らくつなげているのが、「デザイン」なのかもしれません。ジェームス・ダイソン氏が紡ぐデザインの名言は、読んでいるだけで、面白くワクワクします。
そんな企業が、ガチ批評の家電のプロをも唸らすレベルの、斬新な製品を生み出しているのが、やはり面白いです。
そのテクノロジーへの信念と歴史を見ると、日本でも、こんな面白い企業が出てこないかな、と思わず思ってしまいます。最近、海外を巡っていて思うのは、一昔前はお手洗いのハンドドライヤーは「MITSUBISHI」でしたが、今はdysonを目にする機会が圧倒的に増えています。dysonは蛇口、ハンドドライヤーの複合機
https://www.dyson.co.jp/hand-dryers/airblade-tap.aspx
も出していますので(ヨーロッパの高速道路のSA、ガソリンスタンドのお手洗いで時折見かけます)、電機メーカー領域だけではなく、風から延長して、水栓金具等(TOTO, LIXIL-Grohe連合)とも競合になってます。ダイソンの技術を「家電」ではなく「流体力学×電気工学」と捉え直すと、電気自動車の開発は必然ですね!!
ICCでは、ダイソンの顧客体験についてのセッションを聞き刺激受けました。買う前もさることながら、購入後のオーナーズエクスペリエンスをデザインしている…と。これもメンテナンスなどのアフターサービスが重要な車ビジネスにも繋がるかもしれませんね。