(Bloomberg) -- 米スナップの主力アプリ「スナップチャット」は若干輝きを失っている。少なくともソーシャルメディアでの影響力が大きい「インフルエンサー」であるカイリー・ジェンナー氏はそう見ている。

セレブ一家、カーダシアン・ジェンナー家の一員であるジェンナー氏は21日、 ツイッターにスナップチャットをもう開いていないと投稿。これを受け、22日の米株式市場でスナップ株は6.1%下落し、時価総額が13億ドル(約1400億円)消失した。同氏が最近出産したことやアプリのデザインが変更されたことが影響したにせよ、このツイートには2450万人のフォロワーから同じような反応があった。ウォール街のアナリストも注目し始めている。

シティグループのアナリスト、マーク・メイ氏は今週、スナップ株の投資判断を「中立」から「売り」に引き下げた。 スナップチャットのデザイン変更に対する否定的な評価が「大幅に増加」していることを理由に挙げた。同氏はこうした否定的評価でユーザーエンゲージメントが減少し、業績に打撃を与える可能性があると予想している。

ただ、ジェンナー氏はその後、「それでもスナップのことは好きだ」とツイートした。

原題:Snap Royalty Kylie Jenner Helped Erase $1.3 Bln in One Tweet (1)(抜粋)

--取材協力: Luke Kawa 、 Courtney Dentch

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