ようこそ、ポストテキストの世界へ
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1時間あれば読めてしまう自著を、昨年末、音声で収録しなおした。薄い本だったので、3時間ぐらいでさくっと、収録が終わるのではないかと思ったが、実際にやってみると、たっぷり6時間かかった。
もうテキスト情報の音声収録は、二度とやるまい、と決意したほど。
書籍の情報密度は、情報受信効率が、音声情報よりも圧倒的に大きい。映像は、たしかに素晴らしい情報伝達手段なのだが、今度は、余白がないから、受け取る側の「自らの発想」を生み出す力を殺してしまう。
率直にいって、ポストテキストへの流れを、表層的なビジネスモデルにしていったら、そこには「洗脳」しか生まないと思う。
本の「余白」の力を、考えよう。キャッチコピーや俳句、川柳、あるいは音楽歌詞のように短く削ぎ落とされた共感性に訴える作品のようなテキストはこれからむしろ重宝されると思います。
人は意思や気持ちを伝えようとする時には最終的には何らかのテキストを使わざるを得ないことが多い。
インスタも写真だけではなく一言添えることがほとんどでしょう。
その一言の添え方で評価は大いに変わる。
ウサギの写真に「ウサギです」というテキストを載せてもほとんど意味がありませんが、「和菓子みたい!」と言った表現が加わると共感性に訴えかけます。
そしてそういうテキストを使いこなせるようになるには平素からのテキストを使ったコミュニケーションやテキストメディアの読み込みなどの訓練が不可欠と思います。5分の動画だと情報得るまでにやっぱり5分かかるから良し悪しかなと思ってましたが、先日グレイテストショーマンを観て少し考えが変わった。ミュージカルは、歌ったり踊ったりすることで時間軸をぐっと短縮、ショートカットすることがきる装置なんだなと。一気に距離が縮まったり、数年流れてたり、無理やり次の場面に行ったりしても成り立たせてしまうポテンシャル。テキストを置き換えるだけの動画じゃ微妙ですが、ミュージカル的にショートカットしていける動画メディアならステキ