【独占】みずほ総帥が語る「僕が9年で、やり残したこと」
NewsPicks編集部
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注目のコメント
「稼ぐ力が弱いのに、社会に貢献したいなんて、そんなのはおこがましいんですよ。だから、「日本経済にコミットメントしていくために収益が必要なんだ」という言葉は、若い連中にも結構、刺さるんですね。」
本筋からは若干離れますが、佐藤さんは、相手に合わせて言葉を選択するのが上手です。今回のインタビューで改めて感じました。みずほの「総帥」佐藤康博CEO独占インタビュー後編の本日は、9年間で「やれたこと」「やれなかったこと」を振り返っていただきました。
発足当初は世界初の資産1兆ドルという巨大銀行が誕生したわけですが、近年は国内でも「万年3位」にとどまるメガバンク。三菱UFJやSMBCのアイデンティティに対して、みずほが社内外に発信するメッセージとは何なのか。
さらに「Bank to Banking」(銀行業は残るが、銀行は要らない)といわれる新規参入のプレゼンス拡大に対し、佐藤CEOは何を思うのか。これほど巨大な銀行が自ら変化するには想像を絶する「壁」があるはずで、佐藤CEOの危機感が組織中に浸透しているかどうかが鍵となりそうです。この言葉はとても刺さります!
引用
しかし、われわれの財務体質が弱くて、自己資本比率が低かったら、そんなことをやっている余裕はない。だから、「社会の役に立ちたいのであれば、強くならないとダメなんだ」と。
稼ぐ力が弱いのに、社会に貢献したいなんて、そんなのはおこがましいんですよ。だから、「日本経済にコミットメントしていくために収益が必要なんだ」という言葉は、若い連中にも結構、刺さるんですね。