「未来のホンダ」はベンチャーとの協業にあり
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注目のコメント
最近こういうことを言う大企業が増えていますが、ベンチャー企業は大企業を生き延びさせるために存在しているのではないということをよくご理解いただきたいと思います。
ベンチャー企業は下請け企業ではなく、自身でスケールするビジネスを作ることを旨として戦略を立てています。ベンチャー企業から何を取れるのか、という発想ではなく、自分がベンチャー企業の戦略実現にどのように貢献できるのか、という発想がなければ、まともなコラボレーションは生まれません。
これは、日本の大企業がオープンイノベーションを単に「外部からの知見の取り入れ」としか見ておらず、「自身の知見の外部への流出(価値のドレインを含む)」が不可避的に発生し、オープンイノベーションが成立するためにはこれが取り入れと同じかそれ以上に重要という、オープンイノベーションの真の姿を理解していないことに淵源する問題です。
ホンダさんは、CEO自身が、自己革新が最大のゴール、ということを言及されているので、きっと経営層はご理解をいただけているのだと心強く思っています。オープンイノベーションは否定しません。
ですが、社内にいるイノベーターを忘れないで下さい。
この中には、グーグルやアップルにも負けないアイデア・エネルギーを持っている人がたくさんいます。
忘れないで下さい。
彼らをアクティベートさせることが十分にできたなら、勝手に未来は創造されることを。リーダーのオープンマインドが、イノベーションを加速する。『杉本CEOは「我々が協業を通じて学び、自ら変わっていくことが最終的なゴール」と活動の真の狙いを話す。』賛成。変われなければ生き残れない。