【バブル史】SONY、裏社会の「難癖」に立ち向かった辣腕社長
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以前、冨山和彦さんとお話しした際、株主総会について「1日だけ株主から文句を言われるのを辛抱すればいい」というスタンスで開催されてきたという指摘されていたのが印象に残っています。
https://newspicks.com/news/1869058/
私自身が出席した株主総会でも、業績が悪い時と良い時のあまりのトーンの違いに強烈な違和感を覚えました。前者が文句を噴出する場であることはさておき、業績の良い時は同じ出席者でもそんな過去は忘れたかのように、途端に事業やサービスのアイデア大会と化します。
総会屋がいなくなったとしても、株主総会の実質的な位置付けのが「文句に耐え凌ぐ場」であることに変わりはないんじゃないでしょうか。
最高意思決定の場がそんなことで良いのかと、考えてしまうところです。昭和57年といえば、2月に日航機が羽田沖に墜落し、ニュージャパンの火災があった年。三越の「なぜだ!」もこの年だったか。この後、グリコ森永事件に山一抗争、経済事件ではイトマン事件や平相銀事件、豊田商事事件など世の中、バブル前夜からバブルへと突入していくころ。そんな時代の空気感が伝わってくるような記事だった。
議案可決を前に決議通知をすでに発送しているところが当時のナメナメだった株主総会を表してますな。株主からの質問に全部答えた大賀さんはすごいですね。大賀さんが東京芸大の学生だったころソニーの製品にクレームをつけ、その知識と視点に感動した盛田氏が留学費用まで肩代わりするほど大賀氏にいれこみ、ついにはソニーに入社させたって話はやはり新鮮ですね。伝説になる企業はその背景にいつも面白い人の物語がありますね。ソニーも復活してきたので、その背景にまだ表にでてない新しい物語があるかもですね。