中国でIT人材の争奪戦、給与水準シリコンバレーに迫る
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「IT人材」というワードはミスリーディング。むしろいわゆる従来のIT人材は世界的には失業の危機感すら抱いています。
ここで書いているのそういう人材ではなく、データ分析系のマスターやPh.Dレベルの人材やそれらのマネジメント経験者の事を言っています。その2つはほぼ別物です。IT人材は、中国の新産業の担い手であるのは確かだから、彼らの待遇が高くなるのは、市場経済原理で言えば自然なことで、これを業種間格差だと問題にする必要はない。
しかしこのような高待遇の人材が、次の産業構造転換の時期に、待遇が下がったり流動化することを業界全体が受け入れられる健全性が社会にちゃんとあるだろうか。
中国は、これまでも業界成長率が5%なのに、給料が10%も上がるといった市場経済原理とは少しはずれた給与体系が横行した面がある。
IT人材の給与水準の高低が問題なのではなく、IT人材の給与がちゃんと市場原理で決まっているのかということが最も重要な視点だと思う。テクノロジーと(ディ・)レギュレーションがうまくかみ合えば、必要な人材には高い価値が生まれるということですね。中国のIT人材の給与がシリコンバレー並になると、日本での人材確保には秘策(早期教育and/or海外からの人材受け入れに税制面で特典をつけるなど)が必要になりそうですね。