[シンガポール 16日 ロイター] - シンガポールのリー・シェンロン首相とマレーシアのナジブ首相は16日、シンガポールで会談し、両国を結ぶ2件の鉄道プロジェクトを推進していくことで合意した。

今年はマレーシアで8月までに総選挙が行われる予定だが、ナジブ首相は政治によってプロジェクトが脱線することはないと述べ、不透明感の払しょくに努めた。

両国は通勤鉄道を建設する合意に調印した。現行の鉄道サービスの30倍以上に当たる1時間当たり片道最大1万人を輸送するシステムで、2024年までの開業を目指す。

両国はアナリストが170億ドルと推計する大型高速鉄道プロジェクトについても合意している。

ナジブ首相はシンガポールで鉄道プロジェクトについての記者団の質問に「有権者の決定をわれわれが決めることはできないが、人々に決定するためのアジェンダ(政策課題)を提示することはできる」と答えた。

「非常に有意義かつ生産的なアジェンダを基に人々が決定すると信じている」としている。

リー首相も、合意が両国によって守られることに自信を表明した。

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