大阪「あいりん地区」の再開発、日本最大のドヤ街はどう変わるのか
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数年前の連休に大阪でホテルが取れなかった時、深夜1時に行くところがなく西成のドヤに潜り込んだ。深夜割引でたったの500円!ドヤ街で寝るなんて結構冒険のつもりだったのだけど朝起きてびっくり。泊まっている人の大半は小綺麗な海外旅行客(インバウンドもアウトバウンドも)で日雇い労働者がほとんどいなかった。
関西空港まで最寄りの新今宮から一本、宿泊費は格安。海外旅行者の選択の合理性に関心するとともにこのエリアのポテンシャルを感じました。あいりん地区は麻薬や違法売春などがかつて行われていた、魑魅魍魎が闊歩する世界で、資本主義社会の最底辺に位置していた。
安さ、日雇いを求め西日本から労働者が集まり、その日暮らしをする人が多かった。
その様子がインターネットで公開された後、世界中のバックパッカーが集まるようになり、街が変わってきたということ。
その世界中の人が集まるエネルギーはやがて再開発を呼び起こした。
良い点
•地域の価値が上がる
•地域が浄化される
•新たなコミュニティが生まれる
懸念点
•地域価値向上により、日雇い労働者は住めなくなり、散らばっていく
•日雇い労働者の生活基盤が消失する
•既存のコミュニティが破壊される
•安さを求めてきたバックパッカーの聖地は消失する
バックパッカーによって価値が発掘され、そこに目をつけた再開発により、資本主義的な価値観が流入されジェントリフィケーションが発生する可能性が高い。
善悪の問題ではないが、手放しで喜べる問題ではないでしょう。交通の便だけを考えたら、なぜ開発されないのか謎になる場所。関西にはこういう場所がまだまだありますよね。
でも、維新の会が府政市政を握ってから大きく変わりましたよね。お隣の天王寺も含めて。
元々の住民が何処に行くのかは気になるところですが、立地を活かして再開発されるのは良いことだと思います。