アリババが1日で2.9兆円を売り上げたカラクリ 独身者の日を盛り上げた影の主役「花唄(ホワベイ)」とは
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注目のコメント
本コラム筆者の西村です。
アリババのオンライン決済といえば「支付宝(アリペイ)」が有名ですが、最近この「花唄(ホワベイ)」でショッピングを楽しむ若者が激増しており、中国の消費を後押ししているようです。
昨年11月11日の中国ネット通販最大商戦「双十一」セールで、アリババが取引額2.9兆円という過去最高記録を更新した裏側に、このホワベイの存在がありました。
本稿掲載日が1月11日というのも運命を感じます(笑)これ、これ、花唄(ホワベイ)、最近よく「花呗套现(ホワベイの現金化)」という詐欺広告目にするんですよ。最近シェア自転車にペタペタシールの広告貼ってあったりもします。
中国は新サービスの普及も早ければ、それを利用した違法ビジネスが蔓延するのもマッハですねぇ。(苦笑)
まぁ、そこまで今中国若者に浸透、流行ってるということですよね!
しかし、これまで日本の報道では、花唄(ホワベイ)全然目にしませんねぇ。この記事とても参考になりました。
記事で知った、花唄(ホワベイ)の良い面も。
<以下記事引用>
『2017年若者消費生活報告』によると、90後のホワベイ利用者の99%が期限内に返済しているという。
身分証明番号を使い実名登録しているホワベイでの延滞は、自身の信用記録に悪影響をもたらす。芝麻信用のスコアは下がり、ひどい場合はアント・フィナンシャルが提供する一連のサービスが利用できなくなる可能性もある。アリペイなどのスマホ決済は、既に中国においては社会インフラとなっており、万が一使えなくなると日常生活にまで影響を及ぼすだろう。
ホワベイは中国人の「信用」に対する意識を一段と高めていると言えよう。
<引用終わり>
なんと、99%の若者が期限内に返済!!!
その背景には「信用経済」あり。
双十一には限度額をあげて、さらに花唄(ホワベイ)払いだと決済スピード最速&優遇割引ありなどの最大限消費者マインドを盛り上げつつ、支払いは「信用」手綱でしっかり締める。
中国の「信用可視化システム」うまくできてますねぇ。
素晴らしいマーケティング!
そんな私は花唄(ホワベイ)決済せずに、去年の双十一では2300元(約4万円)使いました。
次回は花唄(ホワベイ)使ってみたい!フィンテックは中国が進んでるな >実際に消費した月の翌月10日以前に返金すれば無利子で利用できる。金利負担は生じるが、分割払いも可能である。ホワベイがいくらまで使えるかは、ネット通販やアリペイの使用状況、「芝麻信用」のスコアなどを基に、システムが自動的に評価する。