この記事は閲覧期限が過ぎているため表示できません
コメント
選択しているユーザー
注目のコメント
福袋は転売目的という実需とは言えない引き合いがあるうえに、そもそも安売りなわけで、景気のバロメータとして不適格です。
それでも、何が入っているか開けて楽しみという「セレンディピティ」の要素があり、リアル店舗に出掛ける数少ない動機のひとつなので、小売業界がこのイベントに力を入れることを批判する気にもなれません。休みなしで盛り上げてくれているわけですから。
換言すると、この(転売目的のゲタを履いている)イベントでさえ集客できなくなった時には、相当に深刻なリアル店舗離れが起きているということ。
私は毎年「いつ福袋需要にピークが来るか」と戦々恐々としています。日本の不思議、福袋商売。中味の分かる福袋も出てきたが、基本は何が入っているか不明、しかし、値段からは損しない暗黙の了解で成り立っている。
以前、シカゴマラソンに出場し、日本のマラソン会場ではお目にかからないブースがあった。参加賞でもらったTシャツのサイズ交換ブース。日本人なら、ただでもらった物のサイズが合わなくても、クレームをつける事なく、着れなくても記念品として持ち続ける。米国では、タダでも自分にフィットしなければ交換を申し入れる。米国で日本式福袋商売は難しいだろう。
日本での福袋商売が成り立つのは信頼感と、不明でも一度決めた物は受け入れる許容性の高ささだろう。福袋商売が下火になったり、福袋の中味にクレームをつけるような人が出てくる事は日本の良さがなくなるバロメータになるかもしれない。