【大予測】トランプが北朝鮮を攻撃したら何が起きるか(前編)

2017/12/18
口先にとどまらない「力による平和」
トランプ政権の発足以来、北朝鮮に対する武力行使の可能性が公然と語られるようになった。
ドナルド・トランプ米大統領は金正恩委員長を「自殺願望のあるロケットマン」と小馬鹿にし、北朝鮮が挑発行為を続ければ同国は「炎と怒りに直面する」と警告、場合によっては「完全に破壊する」と言い放ってきた。
もっとも、「すべての選択肢がテーブルにある」というセリフは、この政権で始まったわけではない。ジョージ・W・ブッシュもバラク・オバマも、在任中は同様の発言を口にしたことがある。
トランプが違うのは、「力による平和」よろしく、口先にとどまらないことだ。米軍の圧倒的な軍事力を誇示し、北朝鮮を牽制してきた。