ピラミッドかホラクラシーか。目指すべき「最強の組織」とは
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ホラクラシー型の組織作りを10年以上実践しているダイヤモンドメディアとしての考えを述べます。
ホラクラシーはヒエラルキーを包括する概念だと思います。ただアメリカのホラクラシーと日本のホラクラシーは別物ですね。
つい先日、ホラクラシーワンの共同創設者のトムさんとお会いして情報交換しましたけど、日本のホラクラシーは彼らからするとティール型組織に分類されるんだと。
その認識の違いは、契約社会と信用社会の違いのようです。契約社会は、明文化してその文書をマネジメントするという考え方。その根底には自分と他人は別の物である、という考え方があります。それは宗教の違いでも見て取れます。
これからの社会が必要としているのは日本的、東洋思想的な組織論だと確信しています。
でも面白いのはヨーロッパの組織論はほとんど日本と同じ感覚ですね。ティール型組織はヨーロッパで事例が生まれ始めているし、フランス人起業家でホラクラシーをやってる友人がいるんだけど、彼と話しても日本的組織観と全くズレがない。
個人的には言葉の定義とかは極論どうでも良いと思っているので、ただただホラクラシーの行先が楽しみだ。
注目のコメント
Googleしかり、Airbnbしかり、先進的な企業は新しい組織モデルを構築しているケースが多い。そんな「次世代型組織モデル」はなぜ必要なのか? 本当に意味があるのか? 日本企業には無理? いろいろと湧き上がる疑問をもとに、組織論のスペシャリストである元Googleのピョートル氏、経営学者の野田教授、アトラエの新居CEOに激論を交わして頂きました。「現代において会社組織が存在する意味」にまで踏み込んだ鼎談です!
シーメンスは、170年の歴史を誇る会社であるが、
組織階層の打破にかなり真剣に取り組んでいる。
昨年より、マネージメントのランク付けが無くなった。
社内には、大変な衝撃が走っていたが、皆徐々に慣れて
きている。
我々の言葉では、オーナシップカルチャーと呼んでいる。
即ち、全ての社員が、もしシーメンスが自分の持ち物だったら
どうするかを考えて行動せよと言う事である。
働き方の改革は、何も新しい会社の専売特許では無い。
ただ、歴史のある会社でこれを行うのは、困難を伴う
のも事実であるが、それを言い訳にしてはならない。注目する方々が集まった、興味深いテーマの鼎談。
すでにほとんどの仕事はプロジェクトベースなのに、どうしてもピラミッド型の組織を捨てられない企業は多いのでは。ピラミッド型だとプロジェクトの内容を芯から理解していない上司の許可や決済を取るための仕事に時間を取られ、プロジェクトを前に進めるためのエネルギーが奪われる事態も起こるだろう。これでは、生産性が上がるはずもない。働き方改革と称する取り組みが生む効果も、表面的なものに留まってしまう。ホラクラシー型の組織はその点を解消してくれそうである。
フロー状態を生み出す環境づくりが生産性を上げる、というGoogleの考え方、いいなあ。