西の地場スーパーが絶好調、なぜイオンを上回るのか
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西の地場スーパーが全国展開の大手スーパーより業績が好調とのこと。これは地方企業にとっては良い話ですね。大手には大手の得意分野がありますがここ数年は業績不振が深刻で良い話を聞きません。地方企業は大手と同じ土俵で競争しても負けてしまうので地の利を生かしたり小さい企業ならではの差別化やスピード感で局地では大手に勝つことができます。その良い例だと思います。
地方の企業がもっと活性化して、大手に頼らずとも日本を活性化していきたいですね。地方に元気な小売店チェーンがあること、特に西日本が注目だという記事です。地方に有力なチェーンがあるのはそもそもローコスト、ロープライスオペレーションをしない限り勝ち残れないという認識がマネジメントに強いこと、またモータリゼーションが大都市に比べて進んでいるため、アメリカ型のビジネスモデルを移植しやすかったという面もあるのではないでしょうか。ただ頑張っているのは西日本だけではなく、全国津々浦々から大きい企業が生まれています。地方発に勝機ありと思います。
規模の経済という言葉をよく聞くが、効く業態とそうでない業態がある。スーパーは効きにくいと思っており、なぜなら各地域で求められる商品や広告施策が違ったり、競合店の状況に対して臨機応変の対応も必要。規模の経済を効かせるためには、中央集権で進める必要が特に購買などであるが、一方でそれは個店での柔軟性・速度を一般論としては殺しがち。規模に伴う購買力・価格交渉力のメリット以上に、管理コストや柔軟性が減ることなどのデメリットが多いというのが結果だと思う。
なお、米国だとWalmartが強いわけだが、物流面での強みがまずある。あとは食事文化の違いは日本と米国でありそうには思う(どれだけ中央購買に適しているか)。
昔西日本にある食品を扱うチェーンを取材したときに「西日本は安売り業態が強い」という話を聞いた。記事に出ている企業群を見ると、いずれも特徴ある企業が多く、結果には納得感。