ひとは「自分の物語」に苦しむ ちょっとだけ人生が楽になるヒント
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注目のコメント
これを読んで「ナラティブセラピー」という言葉を思い出しました。
人は自分で自分の「人生の物語」を作り、その通りにいかないと失望をする生き物なんですね。勝手に作って、勝手に失望して。それならいっそ、物語なんて作らなきゃいいのにと思うけど、作らずにはいられないのが人間なんでしょうね。
記事を読むと、物語の妥当性よりも、物語があるかないか自体が重要なようです。物語ることで、人生につながりが生まれ、今の立ち位置が明確になる、そして生きやすくなる、のかな。だけど、本当は物語なんて必要なくて、ただひたすら今を生きることができれば、それでいいんだと思います。生きる意味を、物語に求めてしまう。そこが人の弱さであり、おもしろいところなのかなと感じました。「自分が人生に何を期待するか」を問うのではなく、「人生が自分に何を期待しているのか」を問うようにする、主語を変えるだけで、ずいぶん違うもんだと自分でも実感してます。
それだけで人生が変わるほどの効果はあるはずもないけど、今までの自分の人生を客観的にふりかえることができようになるというか、そのうえで、こういうことをすれば良さそうだとか、仮説を持ちやすくなる効果はあると思います。人は「自分の物語」が最期ハッピーエンドになるのに、ネガティブ思考を作り出し、悲劇のヒロインに仕立て上げるのが好きな生き物です。ストーリーにスパイスが必ずいるとでも信じているかのように。
苦しい自分がちょっと好き、このまま死んでしまおうか、いや這いつくばって生きようなどと物語に味をつけたくなるのが、人間の性。これはどうにもならない。
もう一度言います!!
人生は最後ハッピーエンドになるようになっているのに、「自分の物語」に苦しむだって!? どうぞご勝手に。 と私は思っています。