(Bloomberg) -- ソフトバンクグループの社債リスクが上昇し、約1年ぶり高水準に達した。傘下のスプリントとTモバイルUSの合併が破談となったことで不透明感が高まっている。

合併破談の失望を市場が消化するのに時間がかかるため、クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)スプレッドがどこまで上昇するかを予測するのは難しいと、野村証券の魚本敏宏チーフクレジットストラテジストが指摘した。

複数のディーラーによると、ソフトバンク債の5年物CDSスプレッドは16日に170ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)前後で、これは昨年11月29日以来の高水準。CMAのデータによると、15日は169.1bpだった。6営業日連続の上昇に向かっており、そうなれば2カ月余りで最長。

原題:As SoftBank Bond Risk Jumps, Nomura Says Hard to Call an End(抜粋)

: アムステルダム 木下晶代 akinoshita2@bloomberg.net.

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