消えゆく食の名店。「魂」を引き継ぎ、新たな潮流を作る若者たち

2017/11/11

愛される地元の名店、危惧される将来

「こうした現地の雰囲気が溢れる名店は、あと10年もすれば、随分無くなってしまうだろうね……」 

マレーシア人の友人が語り、こう続ける。

「家族経営の店ばかり。今の世代は引き継ごうと考えている人はほとんどいない。残念だけど時代の流れだ」

コメント

注目のコメント

• 川端 隆史

  ジョーシス株式会社 シニアエコノミスト

  ・2017年11月11日

  アジアに行くと現地のおいしい食事が楽しみですが、経営者の高齢化で後継者問題があります。今後、家族経営の「名店」は減っていってしまうかも知れません。ただ、古いお店を改装したり、伝統料理をアレンジして新しい食ビジネスを興す若者たちも出てきていることには注目です。
• Yahagi Tetsu

  Spago Beverly Hills Chef de Cuisine

  ・2017年11月11日

  古き良き店がどんどん減っていている事実に、チャンスを見いだせる気がする。
  創業何年とか、since ~年　とかって、同じ看板でずっと続けてないと手に入らないバリューなんだから。オシャレなカフェなんかよりよっぽどか価値が出る可能性を秘めていると思う。
  　日本橋玉ひでの親子丼とか、野田岩のうなぎとか、その歴史にお金払っている部分も多いでしょう？
  　新しいヒップな物もいいけど歴史にも価値があるって気づいてほしい。
  そこにはレシピや味を超えたロマンがあるのだから。
• OKITO FUKAYA

  飲食業界の難しさを感じます。
  飲食は「人」が重要だと思います。
  料理人とウエイターと顧客が、味と雰囲気を作り出しており、横展開は簡単ではありません。
  チェーン店でも、各店で色々な違いを感じます。
  まちづくりの「人」の部分を刺激してくれるのが飲食店だと思います。
  記事で表現されている「魂」の宿った良いお店が増えることを期待しています。