人はなぜ「人工知能に自我が芽生える」と思ってしまうのか
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人間には人に近い対象を自分事として理解しようとする本能があります。我々が作った人工知能が膝を曲げて、体験とデータからブランコをこぐデモでは、見ている人は、
https://www.youtube.com/watch?v=q8i6wHCefU4
自分事として目の前で起きている現象を理解しようとするあまり、ロボットの姿が「けなげ」に見えてきます。
これは、科学的事実とは異なる一種の錯覚です。これがAIを凄いと思うようになる反面、ネガティブな反応にもつながる要因ともなっています。自我が芽生えるか、というタイトルの命題を考えるなら結局「自我とは何か」を定義しなければならず、記事でも多少触れながらもうやむやにして「自我は芽生えない」と結論付けているように感じます
個人的にこれまで見聞きしたなかでは、ヤフーの安宅さんが「生物学での最大の発見は、遺伝子はATGCの組み合わせである、とわかったことで、要するに人間を分解すればデジタルの組み合わせである、とわかったことなので、いつの日か人間と同じ構造を作れることは決まったということ」という趣旨のことをいっていたのが一番印象的に残っています。
一方で、人体の仕組み自体が解き明かされていないなかで、それと同等の物を作り出すには長い時間がかかりそう、というのも同時に真実なんだろうと思います