メルケル独首相、難民受け入れ制限へ 年20万人以下
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本邦において移民受け入れを推奨するような論陣においては、今の欧州において移民政策を支持すること自体が政権基盤を揺るがすほどのマターになっていることをまず認識して頂きたいところです。絶対数として受け入れ余地があるという程度の問題は首肯できますが、そうであれば、そもそもどこまで正確にコントロールできるのかという点も含めて議論になるべきかと思います。
元よりパスポートコントロールの利かないシェンゲン域内の内務情報が適切に共有されていない以上、自身の道徳的判断とは言え、ドイツだけが際限なく難民を受け入れることが持続的だったはずがありません（それはドイツの問題であり、EUの問題となるわけですから）。マクロン誕生以来のEU政治安定というテーマが儚いものに終わりそうなことを踏まえると、難民受け入れを一旦制限するのは当然の判断になろうかと思います。
