IS首都制圧「数日内に」=解放へ最終局面-シリア
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これでISに残された主要都市は、陥落寸前のラッカの他デリゾール県のマヤディーン、イラク国旗に近いアルブカマル、国境のイラク側のアルキムの三都市のみになりました。
最大拠点のマヤディーン市は、昨日シリア政府軍が突入しましたが、ラッカを脱出したIS幹部の多くがマヤディーン近郊に潜んでいるとされる為、マヤディーンも落ちれば、ISは組織的抵抗力をほぼ喪失することになります。
擬似国家としてのISは終焉を迎え、再び元のテロ組織へと戻ることでしょう。
IS戦争の終わりはもう目前に迫っていますが、残念ながらこれでシリアやイラクに平和が訪れる訳ではありません。
シリア西部のイドリブ県は、アルカイダ系のハヤート・タハリール・シャーム( HTS 元ヌスラ戦線)が支配していますし、北部のクルド人は独立を目指し、周辺国とは一発触発の状態にあります。
又昨日は、再びトルコが国境を超え、シリア領内に南下を始めたとの報道も伝えられています。
この地域に平和が訪れるのは、一体いつになるのでしょうか。