日産 “期間従業員も検査” ずさんな検査体制常態化か
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注目のコメント
医師ではない素人が健康診断の診察をしていた、というようなものと解釈して良いでしょうか?
「それはけしからん!」
うん、それは確かにそうなのですが、実は今の職域健康診断において血液検査やレントゲン検査の結果も分かっていない状態で医師が最後にチョロチョロっと診察する行為に一体どれだけの意味があるんだろう?と疑問を持っている医師は意外と少なくありません(いや、もちろんごく稀に重度の心雑音が聞かれた、みたいなケースもあるのですが、例えば看護師だって聴診できますしね)。
医師の診察があることとないことでどれ程の差があるのか?
この問いに対して、仮にですが正直言って無視できる程の差であれば、健診に医師連れてくるのだって膨大なコストだし可能であれば医師の診察制度を無くすか他のコメディカルで代替するか今話題のAI君に託すか、といった判断に至り法改正を検討するのが合理的な選択になるはずなんです。
「いや、そもそもそういう考え方がけしからん!」
というのはこれはもう品質とか安全という以前に「医師がいてくれる」「医師が診てくれる」という「安心」という次元の話か、既得権からの反発の話。
車業界のことはよく分かりませんが、ここで言う「ずさん」な検査体制を敷いたことで、きちんとやった場合とどれ程の品質管理の差が生まれたのか、気になるところです。
確かに昔は大きな差があったのかもしれませんが、もしテクノロジーの進化などで無視できるレベルになってきているのであれば、そもそもこれって絶対に必要なの?代替できないの?という発想も必要なのかもしれません。
勿論、だからといって「やっちゃえNISSAN」「ぶっちぎれ技術のNISSAN」というロックな行為を安易に擁護できるというわけではないのですが。
【追記】
K.Daisukeさんのコメントを拝見して、「え?法で決められてるわけじゃないんだ」と。
なんか、すみませんこんなど素人のコメントがトップで(ーー;)
皆さんのコメントを見てると、今回の論点は品質安全というより、その紙面上プロセスと実態との組織的意図的な齟齬ということになるのでしょうか?国交省の発表資料によると、
http://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha08_hh_002751.html
「国土交通省は、今般、日産自動車(株)の型式指定自動車を生産している工場に対し、次の通り、立入検査を実施したところ、社内規程に基づき認定された者以外の者が完成検査の一部を実施していたことを確認しました。」
とある。
つまり完成検査というのは国家資格でもなんでもなくて、単に社内規定で定めた検査規格。で、これに合致してるスタッフが検査をしていたかどうか、が論点らしいのだが、日産の場合は「期間従業員は検査をしてはならない」という規定でもあったのだろうか。「正社員が検査しなければならない」とか。
とすれば、規定に合致しない点では「ずさん」なのかもしれないが、リコールするような話なのか?、とも思う。
自動車メーカーによって社内規定は違うだろうから、日産の「ずさん」が他メーカーでは「規定通り」となる可能性もある。