携帯大手の攻勢、格安スマホ業者を淘汰に追い込む
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注目のコメント
昨日楽天のFREETEL買収について下記でコメントした。そこでは、記事で言及されている大手の格安プランは考慮しなかったのでPick。FREETELの場合は行政処分という個社要素もあったが、業界全体としてキャリアの格安プランとキャリアのサブブランドとの攻勢で、以前ほど伸びていない、と。
https://newspicks.com/news/2522582
なお、キャリアの格安プランは、前手元でざっくり計算したときにはMVNOほどお得感はなかった。
下記のドコモのケースをみると15年以上契約していて、家族3人契約で一人あたり2000円程度。おまけに機種が相当限定されている。
それでも影響を受けるということは、MVNOへのスイッチを面倒だと思う人(面倒だと思うプロセス)が多いのだろう。一方でサブブランドの充実化含めて、総務省がMVNOを勃興させて既存3キャリアの価格高止まりを変えるという意図は、徐々に達成できているようにも感じる。
https://newspicks.com/news/2265396MNOへの値下げ圧力はNPのコメントを見ても感じるけど、見た目だけだったり、実際には大してお得にならないような、小幅の値下げでもMVNOに与える影響は大きいと思います。もっと値下げしろという声もありますが、その傾向が進めばMVNOやサブブランドと呼ばれる事業者の料金に近づき、MVNOは更に厳しい環境に追い込まれる。
MVNO事業者の淘汰で一社あたりの規模が大きくなるが、MNOの値下げが続けば、残されたMVNOも苦しい経営を強いられ、大手も撤退する事態も考えられます。行き過ぎたMVNO事業者の淘汰は、MNOにとって大きな利益となる。流出先が少なくなれば値上げもし易くなり、サブブランドはその分値下げし、MVNOへプレッシャーを掛けられる。
MVNOの存在意義を無くす方向で、本当に利用者の利益となるのか。一方を悪者に仕立てる事もバランスを考えないと、MNOとサブブランドだけが残って、また昔の状況に戻ってしまう。
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