[デトロイト 27日 ロイター] - 米自動車大手フォード・モーター<F.N>は27日、米配車サービス大手リフトと提携し、2021年までに同社のネットワークを利用して多数の自動運転車を展開する方針を示した。

フォードの自動車がリフトのスマートフォンアプリに対応できるよう、両社のチームがソフトウエアの設計に着手する。

シェリフ・マラクビー副社長(自動運転車・電気自動車担当)はロイターに対し、リフトのネットワークに接続するのはフォードの自動運転試験車で、初めは顧客は利用できないと述べた。

自動運転車のサービス開始時期については言及しなかったが、「プロトタイプ(試作車)を作るためにプロトタイプを製造するのではない」とし、最終的には大量の自動運転車を実用化する意向を示した。

リフトは、自動運転車を手掛ける新興企業Drive.aiやアルファベット<GOOGL.O>の自動運転車部門ウェイモとも提携している。

米ゼネラル・モーターズ(GM)<GM.N>は2016年1月に5億ドルを出資し、リフトの9%株式を保有している。