中国で普及する「人間バーコードバトラー」の深い闇
コメント
注目のコメント
バーコードバトラーを懐かしいと感じる私は完全におっさんですね。
何度かコメントした内容ですが、「信用力のインフラ」といったテーマに関心があり、SesamiCreditは非常に気になるサービスです。日本ではVALUも同じ文脈で捉えられるのかなと思います。一方でまとめて語られがちなTimebankは時間という資源に紐付いている点でちょっと違うのかなと。
現地の方に聞くと、出会い系サービスを使っていてもSesamiCreditのスコアが低いと相手にされないということで、実生活にダイレクトに影響する凄い世界だと感じる次第です。
遠からぬ将来、こうしたスコアの格差の固定化が問題になる日が来るだろうというのが最近よく考えることです。
リアルの生活であれば時間の経過に伴い忘れられる過去の出来事が、ネット上では固定化されて延々と評価に反映されてしまう。また、リアルの生活では転居やライフステージの変化によって、ある程度人間関係や信頼のリセットができるところですが、データが蓄積される限り、そうしたリセットは利かなくなります。「大学デビュー」や「社会人デビュー」といった心機一転がしにくい世の中になるんじゃないでしょうか。
こうしたスコアを活用したネット連携のサービスが増えてくると、確実に実生活にも影響を及ぼすことでしょう。信用格差の拡大やその固定化といった論点はこれから頭の片隅に置いておくべきテーマだと思います。扇情的なタイトルですが、"信用経済"で起こってくる問題提起の記事です。
確かに"借りては返す"方がスコアは高くなるかもしれませんし、
お金を絶えず循環させる人間の方が評価されるかもしれません。同じアイスコーヒーを頼んだとして、学歴、職歴、犯罪歴、SNSの発言履歴などで構成される「信用ポイント」の差でこの人はサービス受けられるけど、この人は信用足りないから何もなし、みたいな社会が当たり前になる。