米FRB議長再任を検討 財務長官「とても有能」
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注目のコメント
フィッシャーもタルーロも抜け、政策の安全性・継続性という観点からはイエレンしかいない、というのが実情に見受けられます。とはいえ、今志向している利上げ&BS縮小の同時並行アプローチは無理筋であり、ブレイナードが言うように未だ効果が検証されていない後者に注力すべきかと思います。
火曜に行われたCNBCのムニューシン財務長官へのインタビューは、税制改革も含め、いろいろなテーマについては行われたようです。
FRB議長の話題では、「イエレン議長は、極めて優秀でこれまでも次期議長候補として考えられてきた。<<しかし>>、ほかにも優秀な人はたくさんいる」とコメントしています。
ということで、イエレンが一歩前進というのはミスリードじゃないでしょうか。
因みに、ゲイリー・コーンについては、候補から落ちたのか?と聞かれ「個別の人については、コメント控える」と、ノーコメント(つまり、候補から落ちたのか?)。
とはいえ、唐鎌さん、岩田さん、安井さんがコメントされているとおり、「困ったときはジャネット!」というのは、政権にとって安心材料な気がします。
CNBCの元記事↓
”Yellen being considered for Fed chair, but so are 'a lot of great people'”
https://goo.gl/3HNDJq
共同記事はどうして、こういうタイトルになったのでしょうか・・・・謎。この瞬間は不思議な安定感を感じさせているトランプ政権ですが、激震となり得るニュースは、ケリー、もしくはコーンの辞任/解任、そしてイエレンの再任固辞でしょうね。継続性で安心させるという点で、イエレンをカードとして持って置けることは幸いです。
とはいえ現実には理事も相当入れ替わりますし、たとえ続投になったとしても、性格は変わってくる可能性は見ておく必要があるでしょう。