生産性向上と働き方改革がメンタル疾患増の一因に——昭和型でないコミュ対策とは?
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例えばピッチャー。肘をケガした原因が連日延長15回170球という”過重労働”であれば休場し肘を治し、今後は投げ過ぎに注意するということもできます。
一方、投球数など監督からは無茶な指示はないのに肘を壊しやすいならはそれはピッチングフォームの問題かもしれない。
会社でもコミュニケーションのフォームでストレスを抱えやすいと思われる方もやはり一定数いらっしゃいます。ただしそれに口を出すことは越権行為でないかという疑問は常に付きまといます。
なぜならコミュニケーションのフォームに口を出すことは、人格と不可分だからです。
人格にズケズケ口を出す昭和のやり方に戻れとはもちろん思いません。ただしOSの変更時には初期に不具合が起きやすいように、現在の働き方改革はOSのバージョンアップを試みているわけですので、それなりに課題もある。そんな話をしております。『昔であれば、『お前はいつも後ろ向きに考えすぎるんだよ』などと上司が部下の性格まで指導することができたが、今は“パワハラ”になるので性格まで踏み込めない』
パワハラになるから踏み込めない、というのは、電車の中でお母さんが、『叱られるから静かにしなさい』と言っているようなものですね。
そもそも性格や個性は、上司の指導の対象外です。
後ろ向きに考える慎重さが必要な仕事や、時期はどんな仕事にもあります。
人間は、自分の個性を否定された時にストレスを感じます。
上司が理解すべきは、部下の個性によって、ストレスを引き起こすストレッサーが異なることを、正しく理解することです。
それを身に付けるには、組織設計の専門家に教えてもらうしかありません。長いですが引用
「現在はプロジェクトベースで仕事が組み立てられることが多く、社内の人間関係も広く浅いものになっている。契約型雇用が増え、数年単位で一緒に働く顔触れは総入れ替わりすることもざら。上司と部下の1対1の関係性を蓄積しづらくなっている現状は、『不調に気付きにくい労務環境』につながっている」
これ、体感的にもなんとなく分かります。もしかしたら昔ながらのウェットな関係性というのはストレスフルに見えて、良かったのかも。
と思う一方、上記のような働き方を実践している外国の企業のメンタル不調率は日本国内と比べてどうなのだろうか?という疑問が湧きました。