量的緩和、10月にも縮小決定=政策金利は現状維持-欧州中銀
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注目のコメント
7月20日時点で議論すらされていなかったことものが、今回決まるはずがなく、今回議論に「着手」し、10月26日に「決定」することは読めた話でした。政策理事会以前に役員会が内部の専門委員会やワーキンググループを経て提案すべき事項を確定し、政策理事会に諮るという内部の決定プロセスを踏まえると、今回具体的仕様にまで踏み込むには時間が無いのは明らかだからです。
しかし、会見で言われているように、HICPの伸びが甘く、また、既にフランスからユーロ高に牽制が入るなど前途は多難です。漸次減額を経て本当に購入額ゼロ(テーパリング)にまで至るのかも怪しいところであります。ECBの政策運営やユーロ相場に関しては以下の拙寄稿に関するPickもご参照ください。
「ユーロ高」長期化シナリオの死角=唐鎌大輔氏
https://newspicks.com/news/2475308?ref=search&ref_q=%E5%94%90%E9%8E%8C&ref_t=top市場の予想通り、緩和政策への方向転換を明確にしましたね。
欧米が正常化プロセスに向かうと、相対的に日本の金融政策は緩和的になりますので、日本経済にとっては望ましい(コストがかからない)展開になりますね。