【新】「飲み物の歴史」をひも解くと、経営のヒントが見えてくる

2017/9/4
独自の視点と卓越した才能を持ち、さまざまな分野の最前線で活躍するトップランナーたちが、時代を切り取るテーマについて見解を述べる連載「イノベーターズ・トーク」。
第103回は、元サンリオ常務でシリコンバレーで投資家として活動する鳩山玲人氏と、ポケモン代表取締役COOの宇都宮崇人氏が登場する。
ハローキティとポケモン。日本発キャラクターの海外展開に成功したことで共通する2人だが、今回の対談のきっかけとなったのは、1冊の本だった。
その本とは、イギリスのジャーナリスト、トム・スタンテージが書いた『歴史を変えた6つの飲物』。ビール、ワイン、蒸留酒、コーヒー、茶、コーラという6つの飲み物がどのように生まれ、どのように人々の歴史を動かしてきたかを解き明かした1冊だ。
鳩山氏は同書を読み、「世界中に広まっている飲み物の歴史をひも解くことで、日本のコンテンツを世界に広めるヒントが得られる」と確信。すぐさま宇都宮氏に読むことを勧めたという。
宇都宮氏もその魅力に引かれ、原書を一気に読破。今回の対談に至った。
「6つの飲み物」はどのような点が優れていて、世界中に広まったのか。そこから日本企業が学べる点は何か。経営者2人が歴史の世界を縦横無尽に闊歩する。