メイ首相、日本とのFTAに意欲 「最も自由な貿易関係を」
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アストラゼネカ、、、
メイ首相が来日のタイミングで、、、
財務省の貿易統計(2015年)によると、
英国からの輸入内訳は、
1位 一般機械15.8%
2位 医薬品14.4%
3位 電気機器10.9%
3位 乗用車10.9%(BMW MINIの占める割合が多いのか⁈)
輸入総額7,884億円に対し、
医薬品は約113億5千万円
これは、
米国 約4432億円
ドイツ 約414億円
フランス 約193億円
シンガポール 約126億円
に次ぐ、第5位だと、、、
シンガポール 約126億円⁈
日本の製薬企業がシンガポールに
進出していることが影響か、、、
http://answers.ten-navi.com/pharmanews/10376/
もちろん日本からの輸出品の
第1位は乗用車
輸出総額1兆2996億円の内、25.8%の
約3352億円です。
主要な貿易パートナーである事は
明白です。ブレグジット関連でやるべきことが山積みなので、英国としては優先順位をつけることが重要です。英国の輸出入に占める日本のシェアは2%に満たないので、日本とのFTA締結に力を注ぐ余裕があるのか疑問です。
日英FTAの進め方は英・EUの「新しい関係」と横にらみで進めなければならない部分があろうかと思います。というのも、「新しい関係」においてある程度は英国とEUの自由貿易関係は維持されるでしょうが、英国が得意とする金融サービスをどの程度入れ込むかは不透明です。その際、日本にとっての旨味がどの程度残ってくるのかという視点も今後出てくるでしょう。
ちなみに、「EUが英国を失うことを恐れている」という指摘は当然あり得るでしょう。EUの対英国貿易黒字は相応に大きなものです。しかし、EUの対英貿易はGDP比で見れば5%未満です。一方、英国の対EUは10%以上あります。貿易面での大きさが理由になるとは考えにくく、むしろEU予算の拠出国として彼らが抜けてしまう穴をドイツが埋めさせられる方が大きな話に感じます。