[3日 ロイター] -米フォーチュン誌電子版によれば、世界最大の携帯電話事業者、中国移動(チャイナ・モバイル)<0941.HK>が米アップル<AAPL.O>のスマートフォン(多機能携帯電話、スマホ)「iPhone(アイフォーン)」の先行予約受付をひそかに開始した。

フォーチュンは中国移動の子会社が運営する予約用サイトのスクリーンショットを掲載、2日から「iPhone 5S」と「iPhone 5c」の予約が開始されていたと報じている。 (http://tech.fortune.cnn.com/2013/12/02/apple-china-mobile-suzhou/)

ロイターは確認していない。米東部標準時間3日午前6時30分(1130GMT)時点でこのウェブサイトは変更されており、「予約は今後再開する」と表記されている。中国移動とアップルからのコメントは得られていない。

アップルは飽和が進み競争が激化する先進国市場で売り上げが鈍化しているため、米国に次ぐ市場規模の中国でシェアを拡大する必要がある。

アップルは第2・四半期、携帯電話で世界最大の市場である中国でシェア5%と第7位に後退。韓国のサムスン電子<005930.KS>だけでなく、中国のレノボ・グループ(聯想集団)<0992.HK>や中興通訊(ZTE)<000063.SZ>にも後れを取っている。

一方、中国移動はライバルの中国連合通信<0762.HK>がより早いペースで契約者数を拡大する中、成長維持に苦戦している。