[シカゴ 23日 ロイター] - 米ウォルマート・ストアーズ<WMT.N>は23日、アルファベット傘下のグーグル<GOOGL.O>と組んで音声ショッピング市場に参入することを明らかにした。

ウォルマートの電子商取引部門責任者マーク・ロアー氏はブログで、9月下旬以降、グーグルの音声認識プラットフォーム「グーグルアシスタント」上で数十万の商品を提供すると明らかにした。

また、来年には米国内4700の店舗を活用した新しい音声ショッピング体験を提供する計画だとし、「音声ショッピング分野で現在どこにも存在しないような顧客体験を作り出す」と述べた。

音声ショッピングサービスは米アマゾン・ドット・コム<AMZN.O>が音声認識技術「アレクサ」を利用して消費者に提供している。調査会社イーマーケッターによると、米音声認識デバイス市場のシェアは2016年時点でアマゾンのスピーカー「エコー」が72.2%と、「グーグルホーム」の22%を大きく上回っている。