[台北 18日 ロイター] - 台湾主計処は18日、2017年の域内総生産(GDP)見通しを2.05%増から2.11%増に引き上げた。

米アップル<AAPL.O>のスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」など、ハイテク機器の部品の輸出が上向いていることが背景。

予想通りとなれば、2014年(4.01%増)以降で最高の成長率となる。

同時に発表した第2・四半期のGDP改定値は、前年比2.13%増と、速報値の2.10%増から上方改訂された。第1・四半期は2.6%増だった。

主計処は「新型携帯端末の発売に加え、自動車、インターネット・オブ・シングス(IoT)、人工知能など新しいアプリケーションの需要も引き続き強く、輸出に弾みがつく可能性がある」と指摘。

ただ「ベース効果が薄れるため、ペースは鈍化するだろう」との見方を示した。

1─6月の輸出は前年同期比12.5%増だった。

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