アマゾン、グーグルを分割せよ!米経済を巣食うネット大手の独占

2017/8/20

テック企業が市場を独占

ジョナサン・タプリン(70)は典型的な学者ではない。ボブ・ディランやザ・バンドのツアーマネージャーを務めたという経歴からも、それはわかる。
だが最近、タプリンは精力的に市場シェアや独占、オンラインプラットフォームに関する警告を発している。
彼の結論はこうだ。
アマゾン・ドットコム、フェイスブック、グーグルは大きすぎ、強力すぎる存在になった。このままいくなら、企業分割の必要があるかもしれない。
そんな馬鹿な? いや、そうでもなさそうだ。テック企業の独占の危険性を説くタプリンの著書『素早く行動し、物事を破壊せよ(Move Fast and Break Things): フェイスブック、グーグル、アマゾンはいかにして文化を追い詰め、民主主義を弱体化させたか』は今年4月に刊行され、論議を呼んでいる。